公衆衛生と理学療法

高齢化率40%超えの山間部過疎地で働く公務員理学療法士の日記です。業務のことや、関心のある公衆衛生、健康格差、社会疫学について綴っていきます。

大学院進学について

こんにちは。kosuke kataokaです。

現在来年度に大学院進学を検討しています。

 

進学を検討している分野は公衆衛生修士号(Master of Public Health:MPH)のコースです。

 

なぜ理学療法士なのに公衆衛生か。

 

それは現在の職場に転職し、地域を対象にした仕事をするようになったことが大きなきっかけでした。

 

これは私の地域の話なので、全ての自治体に当てはまることではないことを前提としておきますが、、、

現在行政が展開している介護予防や健康増進分野に関しては、国からトップダウンで提示されたモデルにそって行われており、そのモデルの背景となっているエビデンスなどは理解が十分にされてないまま事業が行われています。

またその効果判定についても、正確な手順をふんで行われていません。

これは行政職の専門的な知識がないことや、マンパワーの問題などが影響していると考えています。

リハ業界に関しても、介護予防にリハ職が参入が進められてきた歴史も浅いため、蓄積されたデータはまだまだ少ない現状です。

 

そういった現状であったため、介護予防や健康増進のエビデンスを元にした事業展開や、エビデンスの構築に貢献できる人材を目指したいと思うようになりました。

 

そして、そんなことを考えているうちに、疫学や統計学、行動科学などをコア領域としている公衆衛生の分野に行き着いたわけです。

 

ただ、理学療法になって8年目になりますが、恥ずかしいお話し研究の経験はなく、学会発表も一度だけしか経験したことしかありません...

そのため、大学院は自分にとってハードルの高いチャレンジになりますが、この分野で少しでもいい仕事ができるように、進学を決意しました。

 

労力や金銭的な負担もありますし、MPHを取得してもそれが今後に活きるかはわかりません。

それでも自分が大きく成長できるきっかけにもなると思いますし、今後専門職としての価値を高めていくためにも、頑張ってみたいと思います。

 

今後大学院の準備に関しても綴っていきます。